〜 アウラ 〜



(もうすぐ、あの人が来る・・・)

アウラは微かな期待感に思わず微笑がこぼれる。
ゴーストタウンと化したセントセントールの街。
その一角でアウラは、唯一の生存者として隠れ住んでいた。
盲目の自分をかばってくれた街の人達はもういない。
孤独な日々の中、ある日、アウラの隠れ家を訪れた者がいた。
魔物だった。
だが、その人物は、あきらかにこれまでの魔物とは違っていた。
盲目のアウラは敏感にそれを感じ取り、不安を抱くことなくその闖入者に接したのだ。
そしていつからかアウラと訪問者は打ち解け、自然な会話を交わすようになっていった。
それから、その人物はアウラの身を守るため、頻繁にアウラの元を訪れるようになっていた。
もうすぐ、その待ち人が訪れる時間だ。
その人物の名は・・・。

ずるり、と背後に迫る異様な気配に、アウラは驚きの声を漏らす。
「きゃ・・・、ッ?」
想いにふけっていたために、注意が薄れていたようだ。
驚き、後ずさりするアウラに、侵入者はじりじりと間を詰めていく。
気配、臭気、呼吸音・・・これは間違いなく魔物だ。
もちろん「あの人」ではない。
醜悪で凶暴な下等モンスター。
アウラは盲目のため、その姿を認識することは出来なかった。
むしろそれは幸いだったかもしれないが、見えざる魔物に迫られるアウラの恐怖は一通りではない。
しかし狭い隠れ家の中、たちまちアウラは逃げ場を失ってしまった。
うろたえるアウラの両足を、魔物の腕が捉え、大きく開かせる。
そして別の触腕を繰り出し、清楚な衣服を無残に引き千切った。
「いや・・・、な、なに・・・?」
ほぼ裸の姿にされたアウラは、見ることは出来なくとも、恐れは一層増大した。
あらわなアウラの白い裸身は、魔物の醜悪さに対するように美しく輝かんばかりだった。
その秘められた内股を開き、魔物は淑やかな秘所に触手を伸ばす。
無毛のスリットは綺麗な直線を描き、その部分が性器であることも忘れさせるほどだった。
魔物はその秘裂に触手を這わせ、ねっとりした体液を塗りこんでいく。
嫌悪に身を震わせるアウラは、それでもされるがままになるしかなかった。
ぬちゅ、ぴちゃっ、ちゅるん、ちゅぴ・・・
淫靡な音が加速していくにつれ、アウラの体に変化が起こり始めた。
(・・・あ、な、なに・・・、こんな・・・っ?)
性器が燃えるように疼き出し、全身が切なく震えていく。
魔物の分泌液は獲物の生殖本能を刺激し、受胎をしやすくする効果があった。
生まれて初めて味わう甘い性感に、うろたえながら懸命に抵抗するアウラ。
獲物の反応が高まってきたのを機に、魔物はグロテスクな産卵管をアウラの性器に突き入れた。

「ひ・・・!ぐぅッ・・・!」
処女を奪われた激痛に、アウラは絶叫を上げそうになった。
(だ・・・だめっ・・・!)
アウラは必死で口を押さえ、悲鳴を押し殺す。
もうすぐ「あの人」が来る時間。
こんな恥ずかしい姿を、彼の前に晒すのは耐えられない。
この場を耐え抜けば、何事も無かったように彼に会うことが出来る。
アウラはそう思い、大粒の涙を零しながら触手の凌辱に耐え続けた。
(見えない目でも、涙は出るんだ・・・)
ふと、そんな場違いなことを考える。
魔物は休み無く膣道に触手をねじ込み、膣壁に体液を塗りこんでいく。
入念な愛撫と体液の効果で、次第にアウラの全身は官能に飲み込まれていった。
「・・・ッ、ぅう・・・、あはぁ・・・!」
声を堪えるアウラも、悲鳴よりも喘ぎ声を抑えるのに必死になっていた。
胎内では卵巣が活発に活動し始め、いつでも妊娠できる状態に反応していた。
「んあぁ、は、やぁ、ひはっ、かはぁ、ふひぃ・・・」
体をひくひくと揺らし、涎を垂らしながら身悶えするアウラ。
性器を、全身を、脳まで侵す媚薬効果に、アウラは自制を失っていく。
ぶちゅぅ、ぐぢゅ、にちゅっ、ぷちゅ・・・
無残に広げられた性器からは先ほどまで処女だったとは思えないほど大量の愛液が溢れている。
既にアウラの表情はうっとりと蕩け、情欲に身を任せる雌そのものになっていた。
獲物の反応が十分になってきたそのとき、魔物の産卵管から濃厚な白濁液が卵と共に噴出された。
「いはああぁぁぁっ!!くひぃいいぃぃっ!」
子宮に無数の卵が流れ込み、濃厚な媚薬粘液が膣道を迸る感覚に、アウラは絶頂を迎えた。
その嬌声は、外にまで届くに十分なものだった。
触手を咥え込んだ腰をはしたなく振り、放尿のように愛液を撒き散らす。
結合部からは、収まりきらなかった卵がぽろぽろとこぼれ出す。
そして子宮内では、魔物の卵がアウラの卵子を取り込み、着実に受胎していた。
そのとき、小部屋の扉が勢いよく開かれた。
「あ・・・見てぇ・・・あそこぐちゅぐちゅ、いっぱい出してもらったのぉ・・・」
待ち焦がれた「彼」に、虚ろに緩んだ微笑を向けるアウラ。
「彼」との再会は、最悪の形を持って迎えられたのだった・・・。

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