〜 ラフティーナ 〜



ラフティーナは、異空間を彷徨っていた。
果てしなく広がる虚無の空間。無音の世界。
女神であるラフティーナでなければ、自己の存在を維持することも敵わない、不安定な空間。
ラフティーナは、永い永い時を、孤独の中で過ごしていた。
人の心から「愛」が失われて久しい。
そのため、愛の女神であるラフティーナは、その本来の力を失い、物質界に干渉する能力を喪失していたのだった。
今はただ、人々の心に再び「愛」の心が萌芽することを待ち続けることしか出来ない。
その時を信じて、ラフティーナは異空間の虚無に静かに身を委ねていた。



・・・
・・・・・
「・・・・・?」
ラフティーナは、何かの音を聞きつけ、ゆっくりと顔を上げた。
そもそも、この空間にはラフティーナ以外の存在は在り得ないはずだ。
他のガーディアンロードにしても、存在を異にする彼らは介入できないだろう。
なのに・・・「音」?
ラフティーナは、昏く淀む深淵の闇に目を凝らす。
・・・・・
・・・・・フフ・・・フ・・・・・
それは、音ではない。声だった。
驚愕するラフティーナの前に、ぼんやりした光が次第に大きく、近づいてくる。
そして「それ」が徐々に輪郭を纏い、姿を明瞭に顕し出す。
この空間に存在できるのは、ラフティーナ以外に在り得ない。
ラフティーナの前に現れた、「それ」は・・・。
一糸纏わぬ姿の、ラフティーナの「影」だった。

「・・・・・!!」
眼前に現れた自分自身の「影」に、絶句するラフティーナ。
「影」はラフティーナと寸分違わぬ姿をしていた。
しかし、女神の威光を現す光輪もなければ、聖衣も纏ってはいない。
豊かな肉体を晒しながら、淫靡な笑みを浮かべる「影」は、明らかにラフティーナとは異なっていた。
「影」と対峙するラフティーナの周囲を、次々と現れた「影」たちが取り囲む。
そして「影」の視線に射すくめられ、体の自由を奪われてしまう。
「な・・・、いや・・・っ」
淫らな微笑を浮かべた「影」に、ラフティーナは唇を奪われてしまう。
そして、悟ったのだった。
永く異空間に漂っていたため、力ある存在であるラフティーナの影響が、空間に及んでしまったのだ。
そして、ラフティーナ自身の「影」を生み出した。
それは・・・・・「愛欲」。
「愛」とは似て非なる、即物的、刹那的な情動。
それがラフティーナの姿をとり、女神に襲い掛かったのだった。
「影」たちは、ラフティーナに纏わり付き、清らかな衣を脱がしていく。
自由のきかないラフティーナは、為されるがまま慄くことしか出来ないでいた。
豊かに膨らんだ胸、白く滑らかな曲線を描くお尻・・・。
半裸の姿を晒され、ラフティーナは屈辱に唇を噛み締める。
しかし、その肢体に好色そうな視線を送っているのは自分の姿をした者たちなのだから、妙な感じだった。
「影」が、ラフティーナに抱きつき、腰を擦り付けてくる。
その「影」の股間に男根がそそり立っているのを見て、ラフティーナは戦慄した。
「愛欲」の権化である彼女達は、これほどに歪んだ存在だったのだ。
先走りでぬらぬらと光る亀頭を振り立て、先端を女神の陰唇に押し付ける。
ぐじゅり、とくぐもった水音を立て、脈打つ肉棒がピンクの膣に飲み込まれていく。
「ぅあぁ・・・っ!はぁうぅ・・・ッ!!」
ペニスはラフティーナの純潔を引き裂き、奥へ奥へと潜り込んでいく。
肉棒全体で女神の膣の感触を味わっているようだった。
「くは・・・、あ、い、やぁあ・・・っ」
震えながら蹂躙に耐えるラフティーナの手に、別の「影」のペニスが握らされる。
激しい腰振りに揺さぶられるラフティーナは、そのまま肉棒をしごかされてしまっていた。

ごぶちゅっ、ぐちゅん、ぢゅるっ・・・
いやらしい音を立てながら、結合部から次第に愛液が溢れだす。
次第に熱く火照ってくる自分の肉体に、ラフティーナは戸惑いを覚えていた。
「いやぁ・・・、こ、こんな・・・、あぁ・・・」
「影」たちの快感は、ラフティーナの感覚とシンクロしていた。
ラフティーナの膣がペニスを締め付け、その手がペニスを扱き上げるほど、双方の快感は増大していく。
気高き女神も、相互作用で爆発的に膨れ上がっていく官能に、意識を掻き乱されていった。
「あぁ、や、はっ、わた・・・し、・・・ああぁあぁぁっ!!」
膣奥で膨らんだペニスから精液が迸り、女神の子宮を汚していく。
握ったペニスから発射された精液が、女神の顔を、体を汚す。
「・・・あぁ、はぁ・・・っ、うぅ・・・、はぁ・・・」
肉体を蹂躙され、絶頂を味わわされてしまったラフティーナは、絶望に身を震わせた。
更に「影」たちが、次々とラフティーナの肉体に群がってくる。
いっそ肉欲に狂ってしまえたら幸せだったかも知れない。
だが女神たるラフティーナは、清廉たる心を持ったまま、肉体だけが堕落させられていく。

ラフティーナが「ラフティーナ」に犯される、肉の宴は果てしなく繰り返された。
人々が「愛」に目覚める、その日まで・・・。

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