3
次の週も約束通り二人は落ち合った。
「この間はあんな形で終ったけど、今度俺の言う事聞かなかったら許さないからな。いいな?」
「はい・・・。」女は静かにうなづいた。
「今日はこれを使うからな。」そう言うと文雄はピンクローターを女の目の前に差し出した。
「これをオマンコに入れたまま今日は最後まで裸で歩くんだぞ。」
女は一人下着を脱いで全裸になった。まだ薄暗い早朝の街に裸の女がいるのはそれだけで神秘的ですらあった。
「ほら、足をひろげてみろ。」
文雄は女の股をひろげると性器にローションを塗り、ローターを挿入した。ぬるっ、とした感触と共に奥まで入ると女は切なそうな声を漏らした。リモコンのスイッチを入れると、鈍い音が僅かながら聞こえてきた。
「はぁ・・・、しびれます。」
女はそう言うと目を細めた。
「よし、それじゃ行くぞ。」文雄はそう言うと女の手を取り歩き出した。
「この一週間、Hなことなんてしてないだろうな?」
「ええっ・・・。」
文雄はまず弱い振動で女を攻めた。ローターが落ちないよう、女は前回よりさらに内股でゆっくりと歩いた。腰を心持左右に揺らしながら歩くその姿は、年齢からは考えられない艶かしさがあった。足を踏み出す度にストレートの黒髪が揺れ、ローターの振動音が朝の空気を微かに振るわせた。
「はぁ〜・・・」女は切なそうに声を漏らした。この一週間で女の性欲もかなり高まっていた。
文雄は強さのレベルをさらに上げた。
「ううっ・・・」
一瞬、女は足を止め身体を硬直させた。
「どうだ、気持ちいいだろう?」
「はい、気持ちいいです。」
文雄はさらにレベルを上げた。振動音がはっきり聞こえた。
「ああ、ダメダメ、ダメです。そんなにしたらしびれてしまいます。」
女は両の膝を曲げ、中腰でその快感に耐えた。
「ほら、行くぞ。今日は最後までちゃんと歩くんだからな。」
文雄はグイっと女の手を引き、歩き出した。
「お前は本当にスケベな女だな。こんな姿で街中を歩いて。自分が今どんな格好してるか言ってみろ。」
「ハイ。私は全裸でオマンコにローター入れながら街中を歩いている変態、淫乱女です。」女の声が震えていた。
「そうだ。よく分かってるじゃないか。」
道の半分くらいまで来ると、女は全身を火照らせ目を虚ろにしていた。
「ようし、あと半分だ。我慢して最後まで行くんだ。」
文雄はローターのレベルを一気に最高まで上げた。
「いやっ!」
女はその瞬間しゃがみこんだ。性器を中心に腰から乳首の先、そして頭のてっぺんまで電気のように激しい振動が走り抜けた。
「ダメです。こんなの無理です。」
女は懇願するように文雄を上目遣いで見つめた。
「またそんなこと言ってるのか? 調教して下さいと言い出したのはお前の方だぞ。」
「ごめんなさい、ごめんなさい・・・。」
女は泣きそうな声を上げた。
「ほら立て、この変態女!」
文雄は手を取り、勢いよく女を立ち上がらせた。するとその勢いでローターが抜け落ちた。陰毛は愛液で水に濡れた海草のようだった。足の付け根から太ももをつたわり、白濁の滴が流れ落ちた。
「ああ、ダメ、もういっちゃう!」
その声に驚いたのか、小鳥が数羽、朝の静けさを破るかのように飛び立った。
文雄は両の手を後ろ手にして女を電柱に縛り付けた。余程気持ちが良かったのかぐったりしたまま女は口もきかず、呼吸を整えていた。
「また約束を破ったな。」
「ごっ、ごめんなさい・・・。」女はうなだれたまま静かにつぶやいた。
「罰としてこのままお前をここに縛り付けてやる。」
文雄は道路にある一本の電柱に女を全裸のまま縛り付けた。
「そっ、そんな。もうそろそろ人通りが多くなる時間です。それに始発の電車も来る頃です。このままじゃ多くの人に恥かしい格好を見られてしまいます。」
「お前が悪いんじゃないか。」文雄の身体に熱いモノが走った。「それにそっちの方が興奮するだろう?
ハッハッハッ・・・。」
文雄はからかうように乾いた声で笑い、女の前から姿を消した。
「ダメ、ダメ。行かないで下さい!」
女は身体の動きが取れないまま、首だけ左右に振り声を上げた。長い時間裸でいたせいで女の身体はすっかり冷え切っていた。不安と孤独に襲われた女の目にはうっすらと涙が浮かんでいた。
やがて遠くから電車の音が聞こえてきた。
女は我にかえり、縛られた手をほどこうともがいたが、すぐにそれが無駄なのを悟った。
徐々に電車の音と振動が大きくなってきた。ここから電車までの距離は数十メートル。何もないただの一本道の電柱に裸の女がいれば誰の目にも留まるのは明らかだった。
「いや、ダメ・・・」
女は頭を左右に振った。ゆるやかなカーブを曲がると、先頭車両が顔を見せた。女は呼吸を荒くし、全身を固くさせた。
「ダメ、本当にいや!」
轟音を上げ、電車は近づいて来た。
「ああっ・・・」
女は声を上げ目を強く閉じた。そして両の膝をお腹の辺りまで引き上げ、まるで女の子が後ろから抱えられてオシッコをする時のような格好で身体を震わせながら勢いよく放尿を始めた。
「ううっ・・・」
猛スピードで通り過ぎる電車の突風に女のオシッコは飛び散った。
「イクっ!!」
ゆるやかな孤を描いた滴はやがてポタポタとしたたり、地面へ落ちた。
ピクピクと身体を痙攣させながら女は意識を無くしていった。
事の一部始終を隠れて見ていた文雄が姿を現した。
文雄は女の手を解いた。力なく崩れ落ちながら女は口を開き、そしてつぶやいた。
「はずかしい・・・」
通り過ぎた電車が回送電車なのを知っていたのは文雄だけだった。
こうしてこの日の調教は幕を閉じた。
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